打撲やねんざの中には、
当日ではなく数日経過してから
痛みが急に出てくるものもあります。
自転車で転倒して全身打撲になったのに、
三日目までは、まったく痛みが出なかった患者さん。
階段を転げ落ちてしまって、
各所を打撲・ねんざになったのに、
数日間は痛みが出なかった患者さん。
交通事故で後ろから思い切り衝突されたのに、
一週間くらい経つまで症状が出なかった患者さん。
今までに本当に多くの患者さんが
怪我の発生直後ではなく、
数日後に症状が出てきて来院されています。
痛めた直後は問題がなくても、
だんだんと痛みが出てくる怪我は
意外と多くあります。
何か「痛めたな」と思った場合には、
痛みが広がってしまう前に
来院していただくことをおすすめします。
興奮状態になると、痛みが消えてしまいやすい。
スポーツ選手によくあるパターンですが、
興奮状態になると痛みが消えてしまうことがあります。
プロスポーツ選手の患者さんの中には、
骨折していたにもかかわらず
痛みを感じなかったというケースもあります。
受けるダメージが大きい場合、
スポーツ選手と同じように
興奮状態になってしまうことがあります。
自転車で転倒するのも、
階段を転げ落ちてしまうのも、
交通事故の被害に合われるのも、
カラダに加わるダメージは大きいです。
特に交通事故での怪我は、
数日後に症状が発生しやすいですよ。
恥ずかしさで痛みが消えることもある
恥ずかしさで、
痛みが消えてしまうこともあります。
こちらは一般の方に多いパターンですが、
怪我をしたことを「恥ずかしい」と思ってしまい、
その場では痛みに気づかないことがあります。
歩いていて転んでしまって、
怪我よりも恥ずかしさが上回ってしまい、
その場を取り繕うパターンですね。
そのときは問題がなくても、
あとから痛くなるケースが多いです。
できるだけ放置しないでください!!
あとから痛みが出てきたからといって、
ダメージが少ないというわけではありません。
その場の環境や脳の状況によって、
どれだけダメージを受けていたとしても
痛みを感じないケースはあります。
転倒や交通事故の被害に合われた場合には、
できるだけ放置しないでくださいね。