足の外側の怪我・痛み

ここでは、足の外側に起こりやすい外傷(怪我・痛み)の
代表例をいくつかまとめていきたいと思います。

 

足の外側は、怪我をしやすい場所

足首には、
細かい骨がたくさん存在しています。

骨と骨の間には、関節があります。

細かい骨がたくさんあって、
細かい関節がたくさん存在している部分なので、
グキッとひねってしまうことが多いんです。

たとえば、
肘の関節は一つの関節しかありませんが、
足首には10種類以上も関節が存在しています。

関節の数が多いということは、
複雑でスムーズな動きをできる一方で
注意しないとグキッとひねりやすい場所にもなります。

 

そんな足首周辺の関節の一つに
「第5足根中足関節(そっこんちゅうそくかんせつ)」
という部分があります。

足の一番外側の部分を触っていくと
ボコンと骨が膨らんでいる箇所があるのですが、
それが第5足根中足関節の部分になります。

この第5足根中足関節が、
足の外側の怪我に関わるケースが多いです。

 

ねんざも骨折もしやすい場所

第5足根中足関節・第5中足骨底は、
ねんざも骨折もしやすい場所だと言われています。

グキッとひねってねんざした状態で
来院される患者さんもとても多いです。

歩くのも困難になってしまったり、
階段の上り下りがきつくなってしまったり、
足がパンパンにハレることも多いですね。

 

また、関節をひねるだけではなくて、
スネの筋肉が第5足根中足関節の部分にくっつくので、
スネの筋肉も一緒に伸ばされているケースが多いです。

スネの筋肉も同時に伸ばされているので、
スネの筋肉も対処する必要があります。

いつまでたっても足首の状態が変化しない場合、
スネの筋肉への施術が忘れられている可能性があります。

 

靴のサイズに注意が必要

靴のサイズをぴったりしたものにしないと、
足の甲を怪我しやすくなるので注意が必要です。

靴のサイズが大きすぎると、
靴の中で足首や甲の部分をひねってしまい、
ねんざしてしまうことになります。

足の外側部分もひねることになり、
最悪の場合、骨折につながることもあります。

 

サンダル・下駄に要注意‼

足の外側をひねって骨折してしまうことを、
昔は「下駄骨折」とよんでいました。

下駄を履いている人が足首をひねると、
足の外側の骨のところが引っ張られてしまい、
ねんざではなく骨折をしてしまうケースがあります。

 

現在では下駄を履く人は少ないと思いますが、
代わりに厚底靴やビーチサンダルを履くことで、
足の外側を骨折してしまうケースが少なからずあります。

もし、足の外側を痛めている場合には、
ビーチサンダル等は避けたほうが良いかと思います。