はい、お子さんも接骨院に通院していただけます。
接骨院は、骨折、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)といった骨や関節、筋肉などの運動器の怪我に対し、専門的な知識と技術で施術を行う場所です。
お子様は活発に活動することが多く、大人よりもこれらの怪我を負う機会が多いため、お子さんの怪我の施術にも対応しています。
接骨院には、子供も通院していいの?
子供に多い怪我と接骨院での対応
お子さんに特によく見られる運動器の怪我には、以下のようなものがあります。
- 打撲: 転んでぶつけたり、遊具で体を打ったりして起こる「打ち身」です。痛みや腫れ、内出血が見られます。
- 捻挫: ジャンプの着地や、段差での転倒などで足首や膝をひねって起こりやすい怪我です。靭帯が損傷し、痛みや腫れ、関節の不安定感が生じます。
- 挫傷(肉離れ): スポーツなどで急な動きをした際に、太ももやふくらはぎの筋肉が損傷する怪我です。
- 骨折・ひび: 転落や衝突など、強い力が加わることで骨が折れたり、ひびが入ったりします。特に、成長期のお子さんの骨は大人とは異なる特徴があり、骨端線(成長軟骨)の損傷にも注意が必要です。※施術には、病院の許可が必要
- 脱臼: 肩や肘、指などの関節が外れてしまう怪我です。特に、乳幼児の腕を強く引っ張った際に起こる「肘内障(ちゅうないしょう)」は、亜脱臼の一種で、接骨院でも対応が可能です。※施術には、病院の許可が必要
接骨院では、これらの怪我に対して、症状の評価、冷却、固定(テーピングや包帯、サポーターなど)、微弱電流療法、手技による施術などを組み合わせて行い、痛みの軽減と早期回復をサポートします。
小児の怪我における注意点
お子さんの骨や体は成長途中にあるため、大人の怪我とは異なる特徴や注意点があります。
- 成長期の骨の特徴: お子さんの骨には「骨端線(成長軟骨)」という軟骨部分があり、ここが損傷すると成長に影響が出る可能性があります。そのため、骨折の疑いがある場合は、慎重な検査と判断が必要です。
- 症状の訴え方: 小さなお子さんは、痛みの場所や程度を正確に伝えるのが難しいことがあります。保護者の方が、お子さんの普段との違い(動きが悪くなった、特定の場所を触ろうとしないなど)に気づいてあげることが大切です。
- 専門家との連携: 接骨院では、骨折や脱臼の疑いがある場合、または専門的な検査が必要と判断された場合には、提携の整形外科など医療機関への紹介を行います。これは、レントゲン検査などによって正確な診断を行うためです。
当院がお子様の通院で大切にしていること
当院では、お子様が安心して通院できるよう、以下の点を大切にしています。
- 丁寧な問診と説明: お子様や保護者の方から丁寧に話を聞き、怪我の状態や今後の治療方針について、分かりやすく説明します。
- 痛みに配慮した施術: お子さんの体に負担がかからないよう、痛みに配慮した優しい施術を心がけています。
- 安心できる環境: お子様が緊張せず、リラックスして施術を受けられるような雰囲気作りを大切にしています。
- 再発予防のアドバイス: 怪我の治療だけでなく、再発を防ぐための運動方法や日常生活での注意点などもアドバイスさせていただきます。
お子さんの「どこか痛い」「動きがおかしい」といったサインに気づかれたら、お一人で悩まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。