手首のところに発生しやすい腫瘤の一つに、
ガングリオンというものがあります。
手の甲側の手首の部分に、
何もしていないのにコブのようなものができた場合、
整形外科・外科を受診するようにしてください。
関節を包んでいる袋の部分に、
ゼリーのようなものが溜まってしまい、
ボコンと膨らんでくる状態です。
接骨院では何もすることができませんし、
施術しても変化はないと思います。
たまに間違えて来院されるケースがありますが、
整形外科・外科を受診すると治療してもらえます。
自分自身の症例
僕自身、学生時代に
ガングリオンになった経験があります。
柔道を行っていたのですが、
手首をよく使う技を練習していたところ、
手首にガングリオンが発生してしまいました。
手首を反らすときに痛みが出てきたので、
そのときは、外科を受診して診てもらいました。
反らしたときの痛みが強かったので、
病院の先生に相談したところ、
注射器で中のゼリーを抜くことになりました。
麻酔をして関節にぶすっと注射をして、
注射器で吸い取ってもらったのですが、
ネバネバのゼリーのようなものが出てきました。
「痛みがないときは、治療しないこともある」
とも、その先生が仰っていました。
一般的な医学書にも、
痛みなどの症状があれば注射器で抜くなどの治療を行い、
痛みがなければ放置しても問題ないと書かれています。
いずれにしても、急にコブが出てきたら
心配になるかと思いますので、
一度、外科や整形外科を受診してみてくださいね。