スキー、スノーボードによる怪我・痛み

冬場になると、スキーやスノーボードで
痛めて来院される患者さんが一気に増えてきます。

軽いものから重たいものまで、
いろいろな怪我をされやすいので
ここで情報をまとめていきたいと思います。

以下のような外傷が発生しやすいですね。

 

転倒による背中や腰の打撲

スキーやスノーボードでスリップしてしまうことで、
思い切りカラダを打ち付けることがあります。

グキッとひねってぎっくり腰のようになったり、
打撲して青あざだらけになってしまうことがあります。

もしグキッとひねったり打撲した場合は、
すぐに患部をアイシングして冷やしてください。

 

どれだけ寒い環境にいたとしても、
スポーツを行っていればカラダは温まりますし、
痛めた部分は炎症が広がりやすくなっています。

応急処置の意味でも、
打撲した部分やねんざした部分は、
しっかりとアイシングを行うようにしてください。

 

むち打ち状態になることも多い

尻もち状態になって腰の痛みが抜けたあと、
首に痛みが広がってくるケースがあります。

尻餅をつくと、
腰にもダメージが入りますが、
首にもダメージが入ることが多いです。

腰の痛みのほうが強く出ていると、
首のねんざが隠されてしまうことがあり、
ある程度、腰が良くなったところで首の痛みが出やすくなります。

 

交通事故の患者さんも同じなのですが、
ある程度、期間が経ってから
状態が変化してくることも多くあります。

最初は特に問題がなかったのに、
怪我をしてから数日経過してから
いろいろと出てくることもあったりします。

他のスポーツでは少ないですが、
スキーやスノーボードのように
むち打ちのような形になると発生しやすいです。

 

鎖骨、腕の骨折

転倒して手をついてしまうと、
鎖骨や腕を骨折してしまうことがあります。

特に鎖骨を骨折される患者さんが
過去に多くいらっしゃったと思います。

骨折しているかどうかは、
一般の方には判断が難しいですが、
もし骨折しているとこちらで判断した場合は、
すぐに整形外科を受診してもらうようにしています。