水泳による怪我・痛み

僕の接骨院は、浜松市の中でも西区にありますが、
近くにトビオがあるので、
水泳で痛めた患者さんが多く来院されています。

大人の方よりも、子どもたちのほうが
怪我をして来院されるケースが多いですね。

水泳では、以下のような外傷が発生するケースが多いです。

 

肩のねんざ

クロールやバタフライなど、
腕を回転させるタイプの泳ぎを強く行った瞬間に、
肩の関節をひねってしまうことがあります。

筋肉にダメージが入っていたり、
関節組織にダメージが入ってしまいます。

足首をねんざするのと同じで、
肩の関節をねんざした状態になります。

 

このとき、注意する必要があるのが、
肩の関節だけを痛めているのではなくて、
背骨の関節組織にもダメージが入っているケースです。

肩は、肩の関節が
単独で動いているわけではありません。

最初に背骨が少し動いて、
肩甲骨が筋肉にぐるっと回されて、
鎖骨が回転してから、腕が挙がっていきます。

肩の動きのスタートは、
肩にあるのではなく
背骨の真ん中部分にあります。

 

激しく水泳を行っていると、
背骨の関節もひねってしまうことがあり、
それがきっかけで、肩をひねる患者さんもいます。

肩の関節だけではなくて、
背中にも対処が必要な場合も多いです。

 

ぎっくり腰、ぎっくり背中

ぎっくり腰やぎっくり背中など、
体の背面を痛める患者さんも多いですね。

スピードアップさせる瞬間など、
強く衝撃を加えたときに
グキッと引き伸ばしてしまいます。

腰を単独で痛めるケースもあれば、
背中を単独で痛めるケースもありますし、
両方を同時に痛めてしまうケースも多いです。

 

水の中は、水圧が強いですから、
ぎっくり腰になってしまった場合には、
すぐに水泳をストップする必要があります。

水圧が強い場所にいると、
炎症が拡大してしまい
痛みが強くなるケースが多いです。

水圧を加えないようにして、
しっかりとアイシングを行って、
患部の炎症を取り除く必要があります。

 

ターンの衝突による打撲、ねんざ

ターンを行う際に、目測を誤ってしまい、
体の各所をぶつけたり、ひねって
来院されるケースが目立ちます。

壁に手をぶつけて、突き指になってしまったり、
クルッと回ってターンするときに
足をひねってしまう患者さんが多いですね。

極度に疲れている中で、ターンを何度も行っていると、
こうした打撲やねんざなどの怪我が発生しやすくなります。

 

突き指や打撲になってしまった場合は、
必ずアイシングを行うようにして
患部を安静固定してくださいね。

くれぐれも、そのまま動かしたり、
強引に引き伸ばしたりはしないでください。