僕の接骨院の周辺には、
多くのゴルフ練習場があるので、
ゴルフで痛めた患者さんが多く来院されます。
僕自身はゴルフは行いませんが、
激しい動きで痛めてしまう患者さんが多いんだなと、
日頃の活動の中で実感しています。
ゴルフでは、以下のような形で
痛めて来院される方が多くいます。
胸・脇腹のねんざ
ゴルフは、強烈にスイングを行うスポーツですから、
スイングを行う箇所に対して大きな負担が加わります。
特に、胸や脇腹の部分には、
大きな負担が加わりやすいですし、
思い切り引き伸ばされてしまうことも多いです。
グイッと引き伸ばされて、
筋肉に強烈なダメージが加わったり、
関節にダメージが入ることも多いです。
ぎっくり腰のようになる方もいれば、
ぎっくり背中など、背中を怪我する方もいます。
脇腹単独で痛めてしまう方もいますし、
肋骨の間の筋肉を痛めてしまう方もいます。
後述する骨折も起こりやすい部分なので、
特に注意が必要な外傷となります。
肋骨骨折
スイングがあまりにも強すぎたりすると、
肋骨を骨折してしまうケースがあります。
肋骨骨折になると、
深呼吸すると激痛になったり、
触るとゴリゴリと骨の音がしたりと、
とても特徴的な状態になってしまいます。
ほんの少し動かしただけでも
激痛になってしまいます。
軸足側の股関節・膝関節のねんざ
軸足側の股関節や膝関節を
思い切りひねってしまうケースも多いです。
右利きの方であれば、左の股関節や
左側の膝関節を痛めるケースが多いですね。
ゴルフは、軸を作るのが重要だと思いますが、
軸を作るということは、関節の動きを
少なからず制限している状態です。
関節や筋肉の動きを制限した状態で、
ぐいっと引き伸ばしていれば、
いつの日か痛めてしまう可能性が出てきます。
また、股関節と膝関節をつないでいる
太ももの各種筋肉にも大きな負担が加わり、
こちらを肉離れしてしまうケースも目立ちます。
思っている以上に負担が大きいスポーツなので、
注意していただければと思います。
スイングのどこで痛めたかが重要!!
ゴルフで怪我をされた患者さんに必ず質問するのが
「スイングのどのタイミングで痛めたか??」ということ。
振りかぶった瞬間に怪我をしたのか、
インパクトの瞬間にグキッとなったのか、
フォローのときに状態が変化したのか。
どのタイミングで発生したかによって、
部位も状態も変化することが多いです。
同じ場所を痛めてしまったとしても、
インパクトの瞬間とフォロースイングのときとでは、
痛め方も大きくことなりますし、対処法も変化してきます。
ゴルフで痛めてしまった場合には
「どんなときにグキッとなったか?」を
ぜひ思い出していただければと思います。